今回は自分が初めてウェザリング塗装をした経験をまとめた中から、始めての方でも短い時間で簡単にガンプラをもう一段階格好良く仕上げられるウェザリング塗装の方法を紹介したいと思います。
先にお伝えしますが、合わせ目の処理や下地塗装、パテ処理などの工程をしないで、仕上げていく、始めてウェザリング塗装に挑戦する方向けのハードルの低い方法をお話します。
この方法なら、揃える道具も少なく、わりと早く仕上げられる工程なので、仕事が忙しくて夜などしか時間が無い方や、直ぐに飽きてしまう方には最適だと思います。
自分は初めてウェザリングをした時は、まぁ酷い機体が出来ました。機体をドブに落として、拾い上げてそのままにしたような酷い色になりました。その時の機体はガンタンクR44でした。本当に可哀想なことをしました。そんな悲劇にならないようにお伝えしたいです!
それではお話していきたいと思います。お付き合いください。
Contents
ウェザリング初挑戦に最低限用意するもの
・ スミ入れペンの黒(200円) さらに用意出来たら消しペン(200円)
・ ティッシュ あれば綿棒
・ つや消しスプレー(500円~700円くらいかな?)
・ パーツを挟むクリップ 5本で110円×3セットくらい(ダイソーなどの100均で売っている)
・ パーツを挟んだクリップを刺しておく段ボールの台(ダイソーなどの100均でクリップと大体同じ場所に有る)or クリップが刺されば良いので発泡スチロールなどでもOK or スーパーでご自由にお持ちくださいの段ボールがあると思いますので、手作り
・ タミヤのウェザリングマスターFセット(チタン・ライトガンメタル・カッパー)(660円)さらに用意出来たらCセット(アカサビ・ガンメタル・シルバー)にDセット(青焼け・赤焼け・オイル)(各660円)
手順
① まずは、ガンプラを一度、全て素組みで完成させてください。完成させる工程で、ランナーの切った後を やすりがけ とまでは言いませんが、なるべく綺麗に切ってみてください。
一度パーツから、数ミリ離したところで、ランナーとパーツを切り離し、パーツに残っているランナーを切落す、二度切りをすると切った後が白くならずに綺麗に切れます。
もしくは、良く切れるニッパーで切ってください。
➁ 次は、頭や腕、胴体など、大雑把に分割して、出来る範囲で各パーツにスミ入れをしてみてください。
はみ出したりしたら、直ぐに拭き取りましょう。細かい箇所などは綿棒を使ってください。
万が一、どうしようなくなた時用に消しペンがあるとゼロに戻せます。
➂ ➁の作業が終わったパーツをクリップに挟みます。ここで見直しをします。出来るなら、足りない色などを足したりしておきましょう。
④ クリップに挟んだパーツをつや消しスプレーで吹いていきます。この後にウェザリングマスターを使った作業するのに、色の食いつきがよくなるので、必ず吹いてください。吹く際は、大体2~30㎝パーツから離して吹いてください。
吹き終わったパーツを段ボールの台に刺して一日程乾燥させます。
➄ パーツが乾いたら、ウェザリングマスターでウェザリングしていきましょう!
ウェザリングマスターFのライトガンメタルで各パーツのエ゛ッチ゛(角の部分)の部分を少しづつこすり付けます。
このライトガンメタルは万能色で、明るい色には淡い影を、濃い色には薄い影を、光の反射で演出してくれるので、自分は良く使います。本当に良い仕事をしてくれます。
慣れてきたら、その機体の存在している空間を想像して、どんな風に汚れるのかイメージして、他の色を試してみると楽しくウェザリングをしていくことが出来ると思います!
初心者の方は、地上での戦闘がイメージし易いと思います。サビであったり、オイルの垂れであったり、重力があるので雨だれの方向であったり、足元は泥で汚れたりなど。自分が一番参考になったのが、建設機械の重機が一番分かりやすかったですね。あれこそ、機械が汚れる代表なんじゃないですかね。
チョット注意するところ
・ HGグフの時にも触れましたが、つや消しスプレーは、必ずカラッと晴れた日に行ってください。湿気のある日だとパーツが乾くと同時に白色化してしまいます。いたたまれない気持ちになってしまうので、ここだけは本当に注意して下さい!
・ つや消しスプレーを吹く際は、関節取り付け箇所につや消しがかからないようしてください。再度組んだときに、摩擦が強すぎて、可動させると破損する可能性があります。
感想・まとめ
何もない状態で初挑戦するのに、用意する道具が大体3000円以内くらいかかります。ただ、この道具は、一度購入すれば、しばらく使っていけるので割りと安いかなと思います。
このキットは初挑戦のウェザリングに、値段も1000円程で、色味も白や、色の濃いブルー、グレーが含まれているので塗装に成功しても失敗しても安く挑戦できるキットと思い、このキットを推奨しました。
ウェザリングまでしなくても、つや消しスプレーを吹くだけでも、ガンプラのつやが無くなり、光の反射が鈍く、落ち着いた雰囲気を演出できるので、また飾り方も変わってくるのではないでしょうか。
それに、一つのガンプラを仕上げるのに、例として言うなら、晴れてスプレーを吹ければ、素組みで一日・・・スミ入れや足りない部分塗装に一日・・・つや消しスプレーで一日・・・ウェザリング塗装で一日・・・本組みと眺めて格好良いポージングをとるのに一日で、計5日で仕上ります。
そしてより一層自分で作ったガンプラに愛着が湧いてくるとおもいます!この方法ならきっと上手くいくと思います。
今回は、自分も良く行うウェザリングの仕方をご紹介させていただきました。
良かったら試してみてください!ここまでのお付き合いありがとうございました!