子ども達の年間行事の中で結構なメインイベントでもある運動会!
親の方がドキドキワクワクしちゃいますよね。
人生で初めて大勢の人の前でお遊戯や徒競走を披露するというハードルの高い行事に果たしてウチの息子は無事参加できるのだろうか?
と不安で不安で仕方なかったです。
私の息子は2歳の誕生日を迎える前に自閉症スペクトラムと診断されました。
今回の記事では、保育園に通って初めての運動会の様子を記録としてまとめてみました。
その当時の私の気持ちも一緒に記録させてください。
2歳7ヵ月
この時期の息子の発達の様子は
- まだ言葉が出ていなくて興味あるものを指さして「アウアウ」言う。
- おしっこ、ウンチを知らせないのでトイレトレーニングはまだ。おむつ。
といった感じです。
Contents
運動会 2歳7ヵ月
9月に入って運動会練習スタートしました。①初日 体操は指定の場所に立っていられた。徒競走はスタートからゴールまでちゃんと走れた。
②回目 自分の番が来るまで待つことが難しい。
③回目 すべての競技に楽しく参加できていた。
④回目 徒競走ではゴールまで走り、またスタートに戻ろうとする。お兄ちゃんおねえちゃんクラスの練習を真剣に見ていた。
⑤回目 親子競技でやる体操を先生とやって飛行機や高い高いをするとキャッキャと喜んでいた。親子競技の踊りは全部覚えていて上手らしい。最後の練習もしっかり参加できていた。
とここまでは先生に記録してもらっていた情報です。
そしてついに運動会当日がやってきました。
コロナの影響でできるだけ少人数で、できるだけ短時間でということで行われた運動会なので年齢別に開催する時間もずらして行っていたので観客自体は例年よりも少なかった様です。
コロナ渦で開催してくれた保育園には本当に感謝です。
息子は未満児の部だったので全体で約1時間程度で終わりました。
不安なこと
毎回ではないけど切り替えや、いつもと違う雰囲気に敏感だから今回の運動会なんて終始ギャン泣きなんじゃないかと毎日不安でした。
- 観覧者がいっぱいいる。
- 手を離した状態でその場に立っていられるのか?
- 体操なんて見たことない。笑
- 徒競走でどこからどこまで走るのか場所はわかるのか?
- 大きい音がストレスになっていないか?
- 上手く見つからない所で観覧できるか(親が)?
- パパもいて明らかにいつもと違う雰囲気の朝イチに預けて絶対泣くのではないか?
- 1人だけ暴走してるんじゃないか?
正直なところ、息子が自閉症スペクトラムという事を隠したいわけではないのですが、まだ息子の事を知らない親御さんたちの目が気になっていました。
もう事前に全員が知っていてくれればそんな気に病むことではないですし、でも息子に「自閉症」というゼッケンが貼ってあるわけでもないので、この事は私が勝手にモヤモヤしていた気持ちです。
実際他の親御さん達は我が子の晴れ姿を見る日なので他人の子なんて見ている余裕ないとおもいますしね。笑
この他にもたくさん不安な事はありましたが、もう当日は本人が出来るところまで見守ってダメだったら抱っこをしに行ってしまおうと開き直っていました。
実際の様子
全体の流れ
登園⇒先生に預ける⇒運動会スタート⇒入場行進⇒体操
⇒徒競走⇒そのまま退場⇒入場⇒お楽しみ競技(障害物競走ぽいやつ)
⇒そのまま退場⇒パパと入場⇒親子競技(一緒に踊る)⇒そのまま退場⇒解散
登園
息子は朝起きてパパがいるので日曜日の様な雰囲気でまさか今日保育園行く日だなんて思わなかったのではないでしょうか?
それとも普段の会話をなんとなく理解してくれて、今日は運動会だって認識していたのかはわかりませんが。
体操着に着替えいつもの様に車に乗り保育園に向かいました。
検温をしてから園内に入る事になっていたので順番に並んでました。
パパに抱っこされて先生が検温しようとしたら空中で手足をバタバタさせて全力で嫌がってました。めっちゃギャン泣きです。
ちなみにおでこで測るタイプの体温計でした。
もう初っ端からかこんな感じかぁ~と先行き不安なスタートでしたが、検温終わって抱っこしてたらすぐ泣き止みました。
そして息子のクラスに行き先生に預けに行きました。
ここが一番泣く場面だと覚悟していたのですが、意外とすんなり。笑 ちょっと悲しい顔をしていましたが泣くほどではなかったです。
教室のテラスに体操着を着て帽子を被った子ども達がみんないい子に座って横に並んでいた姿がとても可愛かったです。
入場行進・体操
私とパパは息子の撮影をするために二手に分かれました。
保育園からは「ママとパパの姿が見えちゃうといつも通り演技できなくなっちゃう子もいるから今回は見えない所で観覧した方が良い」と言われていたので、私は音響のスピーカーに隠れて息子を盗撮していました。かなり怪しかったと思います。笑
入場のアナウンスと音楽が流れ、先生1人に園児2人の組み合わせでゾロゾロと2歳児の学年がゆっくり登場してきました。
ウチの息子は前から7番目にいていい子に手を繋ぎ歩いてきました。
そして先生たちは園児達を位置に着かせて、近くで見守ります。
そのままの流れで体操の曲が聞こえてきました。曲は「はとぽっぽ体操」です。
息子はというと、定位置からは動かずにいられたのですが、体操はたまに気が向いたときにちょっと動いてみる程度でほとんど下の砂が気になってしゃがんで砂をいじっていました。
体操の中でしゃがんで立つという動きの時にそのまましゃがんでしまう感じでした。笑
息子の隣の女の子は完璧に踊れていて凄かったです。
息子は自分の好きな所に走って行かないでその場に泣かずにいられた事がエライと思いました。
徒競走
はとぽっぽ体操が終わって再び園児たちは先生に手を引かれて今度は徒競走の場所へ移動しました。
事前連絡で息子は自分の走る順番がわからない様で自分の番が来るまで待つことが難しいと聞いていたので、本番どうなっちゃうんだろうと思って見ていました。
園児のフルネームを呼んで1人ずつ返事(手を挙げる)してから5人ずつ走ります。先生も補助で何人か付いていました。
息子は第2走者だったので自分の番が来るまで先生がしっかりホールドしてくれていてなんとか待つことが出来ました。
離したら今にも走り出しそうな動きをしていました。笑
息子の番がきて、名前を呼ばれて先生が息子に手を挙げるタイミングを教えてくれていた感じがします。感謝。
「よ~い、ピッ(笛の音)」
みんな一斉に走り出し、その姿がたまりません💛
タタタタタ~っといつもの暴走しているスピードで息子めっちゃ早い。笑 2位でした!
ちゃんと真っすぐゴールまで走れてました。感動。
お楽しみ競技
忍者のマネをして障害物を抜けていくイメージです。
スタート→輪くぐり→大玉よける→手裏剣拾う→走ってゴール
また息子には同じ先生が付いていてくれて順番を待ちます。
スタートして1番に輪をくぐり、そのまま1番になっちゃうのかと見ていたら、大玉に気を取られてタイムロス。笑
でもその後ちゃんと手裏剣拾ってゴールしていまし。これでも3位!凄いです!親ばか入ってます。笑
親子競技(一緒に踊る)
親子競技からは親の姿が見えても大丈夫なので、堂々と観覧できました。
親子競技の中に高い高いがあるのでパパにお任せしました。
親子で踊る前に先生たちがお手本を見せてくれました。
その時の息子を見ていたら、なんと踊っている!踊っているというか、ジャンプの時にジャンプして、回るときに回っていて、手をパチンする所も音楽に合わせて全部できている!
こんな大人の動きのマネをした息子を初めて見たのでとてもビックリしました。
お手本ダンスが終わっていざパパと本番です。
これはちょっと期待しちゃってもいいかな息子よ!
あれ?踊らない。笑
高い高いはめっちゃ喜んでいる。
きっともう飽きてきたのと疲れが来たのかなと思いました。
朝からずっと頑張ってたもんね!
最後のバイバイのポーズはとっても元気に出来ていました。
100点満点!!
息子は朝の検温だけギャン泣きでしたがそれ以外は息子なりに参加できていました。
↑これを後日療育の先生に報告したら上出来!と褒めてもらえました。嬉
閉会の言葉とともに運動会はケガもなく無事に終わりました。
まとめ:運動会の感想
初めての行事でどうなることやら不安でしたが期待以上の活躍を見せてくれた息子と保育園側に感謝です。
始まる前は他の親御さんの目が気になるかなと思っていたのですが、やはり当日はみんな我が子の事でいっぱいいっぱいなので他の子を見ている余裕というか暇もない感じなので全く気になりませんでした。笑
きっと月齢が上がっていくにつれてまた出てくる悩みだとは思いますが…。
徒競走の時のみんな小さい体でテテテテっと一生懸命走っている姿ホント可愛いです。
ドラえもん走りみたいなやつ。笑
発達障害と言われていない子でも、ママの顔が見えたから泣いてしまって終始先生が抱っこの子もいましたし、イヤイヤしていた子もいました。
この時期の子は発達障害関係なく、パパママが恋しいのは同じだし、イヤなものはイヤ。とちゃんと主張しているんだなと思い少し安心しました。