私には3歳の息子が1人います。
息子は2歳の誕生日を迎える前に自閉症スペクトラム症と診断名がくだされました。
人生初めての子育てで、まさか発達障害の診断もらうなんて夢にも思っていませんでした。
息子の自閉症スペクトラム症について色々調べていたら、急に大人の発達障害という言葉に出会いました。この記事ではもしかして私も何か発達障害を持っていたりするのだろうか?
と疑問を持ち始めてから簡単なテストをした結果と私なりに大人の発達障害を調べてまとめてみました!
Contents
大人の発達障害 診断テストをしてみたら
当時はとてもショックでだいぶ凹んでいましたが、息子の為に何ができるか考えなくては!
と思える様になってきたので発達障害について素人なりに頑張って色々調べました。
2,3歳児の自閉症の特徴や向き合い方など療育に通いながら常に新しい事を学ぶ日々を送っています。
そこでふと大人の発達障害という言葉をネットで見つけてしまって・・・。
検索を進めていくと、簡単にできる大人の発達障害テストとか診断ができるページがあり、やってみました・・・
診断結果は
ADHD(注意欠如・多動症)かもしれません。
と出ました。
ADHD(注意欠如・多動症)って?
発達障害のひとつで、日本語の名称は「注意欠如多動症」といいます。
注意散漫で忘れっぽい(不注意)、落ち着きがなくてじっとしていられない(多動性)、深く考えずに突発的な行動をとる(衝動性)などの特徴があります。
発達障害
ADHDと自閉症スペクトラムの違い
ADHDの発症率は年々増加していますが、自閉症スペクトラムとADHDを併存しているケースは珍しくありません。
☆ADHDの子
人の表情を読んだり、ルールを理解することはできるのですが、自己コントロールが効きにくいために適切な行動を速やかにとれない場合があります。
☆自閉症スペクトラムの子
人の表情が読めず、ルールもわからないために適切な行動がとれません。
併存の問題とは別に、鑑定の難しさの問題もあります。
適応行動がすぐにとれないという点だけを見ると、自閉症スペクトラムと似ているために、幼いうちはどちらの障害か見分けにくい事が多いのです。
そのため幼い頃にADHDと診断を受けた子どもが後に自閉症スペクトラムとわかったり、逆に自閉症スペクトラムと判断を受けた子どもが後にADHDとわかったりするケースもあります。
子どものADHD 特徴
多動性・衝動性
- 座っているべき時に落ち着いて座っているのが難しい
- 遊びや余暇活動に大人しく参加するのが難しい
- 過度におしゃべり
- 質問が終わらないうちに出し抜けに答えてしまう
- 順番を待つのが難しい
- 他の人がしていることをさえぎったり、邪魔する
不注意
- 勉強などで不注意な間違えをする
- 課題や遊びの活動で注意を集中し続けることが難しい
- 興味のある事には集中し過ぎてしまい、切り替えが難しい
- 話を聞いていない様に見える
- 課題や活動を順序だてて行う事が難しい
- 同じことを繰り返すのが苦手
- 必要なものを失くしてしまう、忘れっぽい
- 注意が長続きせず、気が散りやすい
併存症と合併症
元々の障害の原因と何らかの関連があり、同時に現れる障害を「併存症」
障害からくる特性のために二次的に(あとから)合併して発症する障害を「合併症」
ちなみにウチの息子は自閉症スペクトラム症と診断を受けましたが、とにかく落ち着きがなくルールもわかっている様ないない様な感じです。
ADHDと併存しているのではと思うときもあります。こればっかりはもう少し年月が経たないとわかりませんが。
自閉症スペクトラムの場合、知的障害がないケースで障害特性のために生活上の困難や成績不振、人間関係のトラブルなどに悩んでストレスを溜めてしまう子どもは、二次的に不安障害や鬱(うつ)などを発症する事があります。
こうした精神症状が続くと、不登校や引きこもりになってしまうケースがあります。
大人のADHD
発達障害は子ども特有のものではありませんので、成長した後も症状が持続して大人になってからあれ?っと気づいて診断を受ける人が増えています。
子どもの頃の症状が軽い場合、または周囲の環境により見過ごされる事もありますが、大人になると就職や結婚などによって行動の範囲や人間関係が複雑になります。
それに対処しきれなくなったときに問題が表に出てきて症状に初めて気づく事になってしまうのです。
大人のADHD 特徴
多動性・衝動性
- 貧乏ゆすりなど、目的のない動きをする
- 感情が不安定になりやすい
- 過度なおしゃべりや不用意な発言
- 思った事をすぐ口に出してしまう
- 衝動買いをしてしまう
不注意
- 注意を持続するのが難しい
- ケアレスミスが多い
- 忘れ物・失くし物が多い
- 約束を守れない、間に合わない
- 時間管理が苦手
- 仕事や作業を順序だてることが苦手
- 片づけが苦手
ADHD【注意欠陥多動性障害】の原因は「親のしつけの問題」にあるわけではなく、遺伝的要因、出産時に生じた障害、などによる脳の形態学的な異常、脳内の神経伝達物質のバランスの乱れなどの機能異常、環境的要因などが複雑に絡み合っていると考えられます。
日常生活で思い当たること
幼少期
- 両親がよく喧嘩をしているのを見ていて軽いチック病になった。
- 落ち着きがない子では無かった。
- 恥ずかしがりやで人前に出て何かするのはとても苦手。人見知り。
- 小学校の授業で手を挙げて発言するのが苦手。グー(わからない)チョキ(わかるけど自信ない)パー(自信をもってわかる)で必ず手を挙げましょうという先生がいて。黒板に29と大きく書いてある数字を「これいくつでしょう?読める人?」という手を上げさせる為の質問にも指されないようにチョキを出していた。笑
- 鬼ごっこが好きではなかった。追いかけるのも、追いかけられるのも苦手で走るのが嫌いだったのかも。
- 休みの日に友達と遊んでその時は本当に楽しい時間だと思うのだけれど、たまに家に帰って一人でゆっくりしたい時があった。
- 勉強はあまり好きではなかった。基礎のうちはいい点採れることもあったけど、応用問題が解けないとすぐやる気を無くしていた。
- ゲームや漫画はハマると目が冴えてしまって朝方までやってしまったこともある。
大人になるにつれて
- 体は落ち着いているけれど脳が次から次へと考え事をして休まらない。(脳が多動?)
- 話を簡潔に話す事が苦手。怖い話など話す順序がぐちゃぐちゃになってオチを先に言ってしまう。
- 旅行に行く前にしっかり準備をして安心して当日大事な物を忘れる。ディズニーのチケットとか。笑
- 天然?と言われることが多かった。
- 友達の祝い事の幹事をしたときに最後の最後でミスをした。(詰めが甘かった)
- 仕事中ジーっと待っている時間がもったいないと思ってしまい、何かやる事を探してしまう。(他人から見たら落ち着きがないかも)
- やることがたくさんある時には、一度に全部終わらせたくて同時進行で行う。結果ケアレスミスや逆に間に合わないことも。
- その都度、整理整頓をするのではなく、自分の気分が向いたときにじっくり片づける。
- 気の許せる相手には思った事を遠慮なく言う
- 物音に敏感で、何か集中してやらなければならない時に、話しかけられたり、TVがついていると集中できない。
- 運転中も話に夢中になると道を間違えたりする。
- 自分なりに納得ができないとなかなか次に進めない。
- MRIで閉所恐怖症が発覚(不安症でもあるのかも)
- たまにひとりの時間が必要
こうして書き出していくとADHDというよりか自閉症スペクトラムっぽい所もあるような気がします。もしくはHSPいにも当てはまる様な。
鬱になるほど生きづらかったわけではありませんが、これまでの自分を振り返ってみて、こういう所が他の人と少し違っていたのかも?と思う事が多々あり、
身近な人に相談してみると、考えすぎじゃない?みんなそういうところあるよ!と言われます。
私もそうは思うんですが、甘えた考えで「これまでの自分は○○だからしょうがない」という言い訳が欲しいだけなのかもしれません。
あとは自分なりの発達障害に対しての納得のいく答えが欲しい!という気持ちもありますね。
自分が環境に対応出来るように努力して克服できた事や、色々頑張ってみたけれどやっぱりコレは苦手なんだ!と思う事が大人になるにつれて明確になっていきます。
そうすると生きづらいと感じたときの自分なりの逃げ方(こういう場面にあったらこうすれば良いなど)のレパートリーも増えてくると思います。
実際に専門医に診てもらう?
病気やケガをしたらすぐにお医者さんに行って診てもらいます。
でも今回スマホで簡単な発達障害のテストをして少し可能性があると診断結果が出ましたが、
実際に医療機関で診察してもらいに行くかと言ったら正直行きたくありません。
診てもらったら診断名ついてしまいそう。
診断名がついたら仕事の面接などに響きそうで怖い。
だいぶショックを受けると思う。
家族や親戚にも言いづらい。
といった負の気持ちが強くて行く気にはなれません。
幼少期に発達障害と診断されずそのまま大人になっていった子もいっぱいいて、むしろ昔は診断されている子の方が少ないくらい。
療育の先生に聞いたら、幼少期におや?と思っていたけど診断されずそのまま大人になった人が発達障害かどうかは本人が今生きづらくないか?が重要だと言っていました。
本人が学校や仕事の対人関係と日常生活で困っていないのなら問題はないんですって。
まとめ:そもそも発達障害って境界線が難しいと思う
発達障害の診断も先生によって違うし、どんなにおや?と周りが思っていても親がそうじゃないと思えばそれで終わり。
結局は親次第なんだと思いました。
息子はこの時代だからか早期発見してもらえたからラッキーだと思う。
でも早期発見されずに大人になって「変わり者」扱いだけで制限なく就職活動もできる人もラッキーだと思う。
これは息子の事を周りに報告する時にすごく悩みました。
医療機関や教育のプロの人達は周りの人には早めに報告して理解してもらい一日も早く療育を受けることが息子のためになる。
というアドバイス同時に、発達障害が軽度だった場合段々言葉も出てきて周りの子に追い付いていけるようになったときに、そのことでいじめに合ったりしないのか。
もしくは診断をもらった事で諦めて頑張らない子になってしまわないのか?という不安もありました。
旦那と相談した結果、あえてコチラから「ウチの息子は発達障害なんです」と発表するのではなく、これから息子と関りがある人にその時その時に報告していこう。というプランで決まりました。
私は今凹むことは日々ありますが、鬱になるほど苦しい日々は送っていないので発達障害なのかも?と思う事はありますが、自分の中でそうかもと思って留めておくことにしました。